空き巣のさまざまな手口のなかには、溶解破錠というものもあります。
溶解破錠とは、通称KGB破錠とも言われ、溶解破錠は、鍵穴に特殊な溶液を注入し、シリンダー内の構造物を溶かし、開錠する手段です。
ディスクタンブラー錠を開錠するために使われます。
特殊な技術も要らず、溶液を注入するだけで、音も出ないし、時間もそれほどかからないのが特徴です。
溶液は、高濃度の無機酸系の液体を何種類か混ぜ合わせたものが使われます。
そのままでは流れ出てしまうため、あらかじめ鍵穴から高分子吸収剤を入れておき、それに溶液を吸収させ、金属製のタンブラーやスプリングを溶かします。
そうなると内筒に回転力をかけるだけで開錠にいたってしまいます。
この手口は、ディスクタンブラー錠の弱点をついたものであり、ディスクタンブラー錠が多く住宅用として使われている日本では、今後社会問題となるかもしれません。
またCPマークのついたタンブラーであっても、この手口には効果がありません。
このマークの認定は、侵入に5分以上かかるということで認定されるのですが、これはドアの前に5分以上いて作業している場合という意味す。
溶解破錠のように、開錠に5分以上かかる場合でも、その場所にずっといなくてはならないわけではなく、溶解してから次の作業にかかるといった場合のような、手口になれば、せっかくのCP
マーク認定も意味をなさないことになります。
対策としては、ディスクタンブラー錠から構造の違うピンシリンダーに取り替えるなどの方法がありますが、バンピングも問題になりそうな今日それも心配ではあります。
電子錠などに交換するのがどちらにも対処できるかと思われます。