防犯のため、空き巣の手口について詳しく知りましょう。
今回はピッキングといわれる手口について詳しく説明します。
ピッキングというのは、鍵穴に特殊工具を差し込んで、鍵を開け、住居に侵入する手口のことを言います。
その方法とは、ピックとテンションという道具を使って、鍵がさしこまれている状態を作り、開錠するというものです。
そもそもは、鍵の業者が鍵を紛失して開かなくなってしまった金庫を開けたりする際に使われている物で、専門業者が行うものでした。
しかし、犯罪者がこの技術を習得するようになってしまいました。
訓練を受けた空き巣ならば、1分もかからずに開錠することができるというのです。
その方法は、雑誌やインターネットで簡単に調べることができるので、初心者でも簡単に手口を習得することができてしまいます。
昔は、開いていた窓から入ったり、工具を使って鍵を破壊してドアをこじあけて入ったり、窓ガラスを破って入ったりすることが多かったのです。
けれども、工具の音や、ドアが壊れたり、窓が割れたりする音が大きく、周りに気づかれることも多くありました。
しかし、このピッキングという方法なら、たいして大きな音もせず、開けられてしまうので、犯罪が露呈するのが遅くなり、事件の捜査が難航してしまいます。
事実として、ピッキングで開錠できないシリンダー錠というものはないそうです。
一番、世の中の住居に普及している「ディスクタンブラー錠」というものがあります。
鍵穴が縦になっているもので、とある会社の社名が鍵の上に刻印されています。
これは防犯性が低いので、全国防犯協会連合会が、防犯性が高いと認定したものに取り替えることでピッキングを防ぐのに有効だといえます。
玄関に使われるシリンダー錠の中にはピッキングに弱い種類のものと強い種類のものがあります。
ピッキングに弱い、シリンダー錠
・ウェーハータンブラーキー
・ディスクシリンダーキー
・ビンタンブラーキー
ディスクシリンダーキーは最も一般的で、7千万も製造されているものです。
ドライバーなどを差しこみ、むりやり開けられることが多かった時代には、工具の入りにくい「く」の字で防犯性の高いものでした。
ビンタンブラーキーは、片側にのみきざみがあるもので、一戸建てに多いタイプです。
そしてピッキングに強いシリンダー錠とは、
・ロータリーシリンダーキー
・ディンブルキー
です。
ロータリーシリンダーキーとは、ロッキングバー方式と回転式タンブラーを採用することで1億5千万通りものパターンができ、鍵の複製が困難なものです。
ディンブルキーには鍵の表面にいくつもの深さや大きさの違うくぼみがあります。
このくぼみの大きさと深さを替えることにより膨大なパターンができることになり、鍵の複製が困難です。
さらにシリンダー内にピンが上下左右、斜めについているので、この角度まで合わせるのは非常に困難であり、ピッキングに強い錠として認定されています。
ピッキングに強いシリンダー錠には、CPマークというものがついています。
これは平成16年4月1日から警察庁、関係省庁および関係業界・団体により発表された、「防犯性の高い建物部品」の目録に載った「防犯建物部品」につけられるものです。
空き巣が一般家屋に侵入するのに5分以上、侵入を防ぐことができる性能を持つものにつけられます。
ここで紹介した2種類のピッキングに強いシリンダー錠には、もちろんCPマークがついています。