空き巣の手口として、案外多いのが、無施錠空き巣です。
警察庁の資料によると、戸建て住宅の被害のうち、38%、共同住宅の被害のうち25%が無施錠空き巣によるものです。
ゴミ出しのときや、ちょっとコンビニに行くだけだからと鍵をかけずに外出した際に被害に合うという状態です。
または、玄関の鍵は閉まっていても、勝手口が開いていたとか、1階は閉めていたけれど、2階が開いていたとか。
とくに、浴室や台所の窓の鍵は、閉めるのを忘れがちなものです。
また物置が無施錠であったため、中に置いてあったタイヤが盗まれるなどの被害も実際に起きています。
地域別では、岩手県が、無施錠空き巣被害率がなんと59.7%ということで、ワーストワンになっています。
逮捕された空き巣の中には、「農家はほとんど無施錠だったので、入りやすかった」と供述している者もいるということです。
郊外の農家は、人通りも少ないので人目につかず、被害に合いやすいので注意が必要です。
・ちょっと畑まで行くといったときにも施錠する。
・ドアや窓に補助錠をつける。
・物置にも錠をつける。
・植え込みは短く刈って、見通しをよくする。
・塀を高くしすぎない。
・雨戸をつける。
・センサーをつけて、人の気配をキャッチする。
せっかくの防犯性能にすぐれた建物部品を設置していたとしても、無施錠では何の防犯にもなりません。
ふだんからの心がけをしっかりもち、防犯対策をすることが大切です。
また、無施錠のほかにも意外に多いのが、合鍵を使っての侵入です。
植木鉢の下や、ポストの中に合鍵を入れている人が多いのが実状ですが、プロの空き巣なら、そういうことをすぐに見抜くそうです。
空き巣は必ず下見をしています。
合鍵をみつけたときに侵入しなくても、それを使ってさらに合鍵を作り後日侵入するケースもあります。
玄関先に鍵を置いておく人もいるでしょう。
それを使って合鍵を作られるというケースもあります。
アパートなどの賃貸住宅で、前の住人が合鍵を作っており、侵入されたというケースもあります。この場合は、特殊なケースではありますが。
合鍵を使った空き巣被害の多いのは、戸建て住宅だけだと思われがちですが、意外と多いのが団地での被害です。
実際に捕まった空き巣の中には、「団地には共働きの家庭が多く、先に帰宅する子供のために、外に鍵を隠しておく家庭が多かったので、空き巣に入りやすかった」と供述している者もいた
そうです。
合鍵を使って玄関を開けたとなれば、ドアに傷がつくわけでもないので、被害に気づくのが遅くなり、ひどいときには気づかないこともありえます。
合鍵を植木鉢の下や、ポストの中にいれておかない。
つまり家の外に鍵を置かない。
牛乳ビン配達箱や、鴨居の上、メーターボックス、玄関マットの下なども同様です。
玄関先など目に付くところに置いておかない。
在宅中にも施錠しておく。
などの防犯対策が必要です。