葬儀で外出しているお宅をターゲットにする、葬儀空き巣というものがいます。
葬儀の情報は、新聞や地域の会報などに出ています。
それには、住所や連絡先、葬儀の日取りや場所などが記載されているので、留守宅が狙われてしまうのです。
昔は自宅葬が多かったのに比べて、今は、葬儀場でのお葬式がほとんど、といった事情もあるのでしょう。
ある逮捕された空き巣は、「新聞のお悔やみ欄を利用して、葬儀で留守にする家を見張り、家人が出かけたのをみはからって侵入した」と供述しています。
その空き巣は、6年で70件ほどの葬儀空き巣をはたらき、一軒あたり平均90万円盗んだそうです。
また、ある窃盗グループは、葬祭場の看板を見て、留守のお宅を調べて、空き巣に入ったと供述したそうです。
「お通夜や、告別式は、時間が決まっているため、時間に余裕があり、物色するのに時間をかけることができた。」とも供述していたとのことです。
葬儀のための費用を家に置いていたり、香典があったりで、いつもよりも多額の現金があったのでしょう。
地方のおつきあいが密なところでは、同じお葬式に地域のほとんどの人が列席するということもあります。
その場合は、被害の拡大を招きかねません。
警視庁は、葬儀などで留守にする場合
・留守番の人を頼む。
・隣近所の人に声をかけてから外出する。
・地域ほとんどが出席する葬儀の際は、交代で巡回する。
・多額の現金を家に置いておかない。
などの防犯対策をとるようによびかけています。