CPマークとは、「防犯性能が高い建物部品」の普及を促進するために制定された共通標章です。
CPとは、「防犯」CrimePreventionの頭の文字をとったものです。
そしてCPマークはこのアルファベット2文字を図案化した、緑色の標章です。
これが制定された経緯を説明しましょう。
まず平成14年関係省庁(警察庁・国土交通省・経済産業省)及び建物部品関連の民間団体(日本ロック工業会など)からなる「防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議」が設置されました。
平成15年より、建物部品の防犯性能試験を行ってきました。
性能試験は警察職員やメーカー担当者が実地試験によって評価しています。
そして、空き巣などの7割が侵入を諦めるという5分間、耐えられるとされた製品が認定されることになったのです。
対象の建物部品は、鍵、玄関ドア、ガラス、面格子、サッシなど17種類、3847品目(2008年12月25日現在)となり、警察庁や、財団法人全国防犯協会連合会のホームページで公開されています。
CPマークは防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議」が認証しています。
この官民合同会議に参加している、関係省庁は、
警察庁、国土交通省、経済産業省です。関係団体は、日本ロック工業会、財団法人全国防犯協会連合会、経済産業省、財団法人ベターリビング、社団法人建築業協会、板硝子協会、日本
ウィンドウ・フイルム工業会、社団法人住宅生産団体連合会、社団法人日本シャッター・ドア協会、社団法人日本建築士会連合会、社団法人日本サッシ協会、社団法人日本建築家協会、社
団法人全国警備行協会、社団法人日本建築士事務所協会連合会、社団法人日本防犯設備協会、社団法人日本損害保険協会
です。
試験をする建物部品の種類は
ドアA種、ドアB種、錠、サッシ、ガラス、フィルム、雨戸、面格子、窓用シャッター、重量シャッター、軽量シャッター、シャッター用スイッチボックス
です。
防犯性能の試験は3段階になっていて、最終試験に合格したものが合格品となります。
第一系列は、耐ピッキング試験、耐インプレッション試験、バイパス開錠試験、耐読み取り性能試験、サムターン開錠試験です。
第二系列は、ドリリング試験、シリンダーのもぎ取り、シリンダープラグの引き抜き、シリンダープラグの捻り、デッドボルトの切断、携帯用ガスバーナー試験です。
第三系列は、標準ドアと標準枠に製品が取り付けられた状態で、一般試験員が空き巣のようにドア錠をこじ破り、受け座壊しをします。
どの場合も、ドアが開くまで5分以上かかれば合格と判断されます。
試験の詳細は、警視庁のホームページに載っています。
次に、CPマークの注意点を説明します。
空き巣などが破壊しようと試みても、5分間は破壊されないという目安はあるが、5分間絶対に侵入されないというものではない。
マークがついていてもその性能はさまざまで、5分を少し上回るものから、数十分以上上回るものまで多種にわたっている。
部品ごとに、設置・使用方法が規定にあった方法での場合、防犯性能を発揮する。
以上の点に留意しなくてはなりません。